日経平均は594円安と大幅反落、11日に次ぐ今年2番目の下げ=28日後場

 28日後場の日経平均株価は、前日比594円66銭安の4万168円07銭と大幅に反落。11日の下げ幅(868円)に次ぐ今年2番目の下げとなった。TOPIX(東証株価指数)が同48.47ポイント安の2750.81ポイントと3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。前場の弱い地合いが継続したほか、手がかり材料に乏しかった。また、あす29日には日経平均採用銘柄の入れ替えや、米国株式市場が聖金曜日で休場となることもあり、様子見姿勢が強まった。日経平均は午後2時50分に、同708円67銭安の4万54円06銭を付け、心理的なフシ目の4万円が意識される場面もあった。東証プライム市場の出来高は19億8744万株、売買代金は4兆9134億円。騰落銘柄数は値上がりが224銘柄に対し、値下がりは1362銘柄と8割を超えた。変わらずは24銘柄だった。

 業種別では、全面高だった前日から一転し、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も安い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が上昇した。

 個別では、北越コーポ<3865.T>、レイズN<6379.T>、リズム<7769.T>、ITM<2148.T>、東洋建<1890.T>などが下落。半面、野村マイクロ<6254.T>、GLM<3486.T>、ロードスター<3482.T>、グッドコムA<3475.T>、RSTECH<3445.T>などが高かった。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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