<相場の読み筋>4月2日

2024/4/2 7:45

 1日の米国株式は、NYダウが前営業日比240.52ドル安の3万9566.85ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同17.374ポイント高の1万6396.832ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億1521万株、ナスダック市場が45億3536万株だった。米3月ISM(米供給管理協会)製造業景況指数が50.3となり、市場予想平均の48.4を上回った。堅調な経済指標に加え、休場日だった3月29日にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、「利下げを急ぐ必要はない」との考えを示していたこともあり米国の早期利下げ期待が後退した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロンやアルファベット(グーグルの持ち株会社)、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 2日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう1日、大幅下落した反動や、リバウンド狙いの買いなどから、買い優勢スタートとなりそう。心理的なフシ目の4万円が、戻りのポイントとして意識されるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(1日は151円34-35銭)と、やや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同163円23-27銭)と、やや円高に振れている。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、富士フイルム<4901.T>、日本製鉄<5401.T>、アドバンテス<6857.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比115円高の3万9985円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ