日経平均は631円程度高、前日の急落の反動やリバウンド狙いで4万円回復=4日前場

 4日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比631円程度高い4万83円前後で推移する。きのう3日に下落した反動や、リバウンド狙いなどで買いが先行。午前9時38分には、同791円17銭高の4万243円02銭と、取引時間中としては2日ぶりに4万円を回復した。その後も、堅調な値動きが続いている。現地3日の米国株式市場では、堅調な雇用情勢からの賃金インフレが警戒されNYダウが3日続落した一方、ナスダック総合指数はハイテク株が買われ反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比500円高の4万30円だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気ガス株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。

 個別では、MARUWA<5344.T>、ソシオネクス<6526.T>、DeNA<2432.T>、エンプラス<6961.T>、住友鉱<5713.T>などが上昇。半面、Uアローズ<7606.T>、ワールド<3612.T>、円谷FH<2767.T>、カナミックN<3939.T>、KLab<3656.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=151円台の半ば(3日は151円67-69銭)、1ユーロ=164円台の前半(同163円35-39銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ