日経平均は400円程度高、急落の反動で買い先行も上値は重いもよう=8日前場

 8日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比400円程度高い3万9392円前後で推移する。前週末5日に大幅反落した反動や、現地5日の米国株式市場で、NYダウが5日ぶりに反発し、ナスダック総合指数も反発したことも追い風に、朝方から買いが先行。午前9時25分には、同500円12銭高の3万9492円20銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5日の大阪取引所清算値比355円高の3万9335円だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が上昇。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、OLC(オリエンタルランド)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が安い。

 個別では、キユーピ<2809.T>、あいちFG<7389.T>、さくら<3778.T>、ミズノ<8022.T>、泉州電業<9824.T>などが上昇。半面、瑞光<6279.T>、中部鋼鈑<5461.T>、ユニチカ<3103.T>、サーラ<2734.T>、ダイセキ<9793.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=151円台の後半(前週末5日は151円33-35銭)、1ユーロ=164円台の前半(同164円02-06銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ