日経平均は164円程度高、買い一巡後はもみ合い商状に=9日前場

 9日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比164円程度高い3万9511円前後で推移する。きのう8日に大幅反発した動きが継続し買いが先行。午前9時6分には、同302円23銭高の3万9649円27銭を付けている。買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えているもようで、もみ合い商状となっている。現地8日の米国株式市場では、10日に3月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから様子見姿勢が強く、NYダウが小反落した一方、ナスダック総合指数は小幅に続伸するなどまちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比60円高の3万9450円だった。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株が上昇。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も堅調。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株が安い。

 個別では、ジャステック<9717.T>(監理)、野村マイクロ<6254.T>、さくら<3778.T>、KPPGHD<9274.T>、ヤマシンF<6240.T>などが上昇。半面、ローム<6963.T>、マニー<7730.T>、コプロHD<7059.T>、北越コーポ<3865.T>、WNIウェザ<4825.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の後半(8日は151円87-88銭)、1ユーロ=164円台の後半(同164円51-55銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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