日経平均は106円安、売り先行後は下げ渋る=10日前場

 10日前場の日経平均株価は、前日比106円89銭安の3万9666円24銭、TOPIX(東証株価指数)が同4.77ポイント安の2749.92ポイントといずれも3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方から売りが先行し、日経平均は午前9時51分に、同237円90銭安の3万9535円23銭を付けた。現地10日に米3月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから、模様眺めムードが広がったが、その後は押し目買いで下げ渋る格好となった。東証プライム市場の出来高は7億2483万株、売買代金は1兆9115億円。騰落銘柄数は値上がりが988銘柄、値下がりは590銘柄、変わらずは74銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が下落。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱い。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が高い。

 個別では、パルGH<2726.T>、リソー教育<4714.T>、イオンFS<8570.T>、イオンモール<8905.T>、ユニチカ<3103.T>などが下落。半面、あみやき<2753.T>、さくら<3778.T>、ファインD<3649.T>、北海電<9509.T>、ネオジャパン<3921.T>などが買われた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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