(再送)日経平均は198円安、下げ渋り前場の高値で取引終了=11日前場

 11日前場は日経平均株価が、前日比198円08銭安の3万9383円73銭、TOPIX(東証株価指数)が同0.80ポイント安の2741.99ポイントと、そろって続落した。利下げ期待後退に伴う米株安を受け、朝方から売りが先行、日経平均は午前9時14分に、同516円50銭安の3万9065円31銭を付けた。売り一巡後は、短期的なリバウンド狙いの買いや、押し目を拾う動きから下げ渋り、前場の高値で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は8億1867万株、売買代金は2兆1568億円。騰落銘柄数は値上がりが535銘柄、値下がりは1064銘柄、変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株が下落。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も安い。ニトリHD<9843.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株、東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株が高い。

 個別では、サイゼリヤ<7581.T>、吉野家HD<9861.T>、リズム<7769.T>、ホギメディ<3593.T>、FPパートナ<7388.T>などが下落。半面、有沢製<5208.T>、トレファク<3093.T>、MRO<3064.T>、コシダカHD<2157.T>、正興電機<6653.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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