日経平均は66円安と3日続落、急失速も先物主導で下げ幅縮小=17日前場

 17日前場は日経平均株価が、前日比66円75銭安の3万8404円45銭、TOPIX(東証株価指数)が同15.57ポイント安の2681.54ポイントといずれも3日続落した。朝方は、リバウンド狙いや押し目を拾う動きから買いが先行。ただ、戻り待ちの売りに押され、買いの動きが続かず下げ転換。日経平均は午前9時38分に、同310円37銭安の3万8160円83銭を付けた。その後は、手がかり材料に乏しいなか、もみ合いとなっていたが、午前11時すぎ、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は9億4881万株、売買代金は2兆2487億円。騰落銘柄数は値上がりが392銘柄で、値下がりは1206銘柄と全体の7割を超えている。変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、ゴルドウイン<8111.T>、デサント<8114.T>などの繊維株も軟調。NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株が高い。

 個別では、Mフォワード<3994.T>、九州電<9508.T>、LINEヤフ<4689.T>、シグマクシス<6088.T>、アクシージア<4936.T>などが下落。半面、ネオジャパン<3921.T>、レゾナック<4004.T>、エンプラス<6961.T>、TOWA<6315.T>、タツモ<6266.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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