日経平均は475円程度高、買い一巡後はもみ合い商状=30日前場

 30日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前週末比475円程度高い3万8410円前後で推移。現地29日の米国株式市場では、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことを受け、NYダウ・ナスダック総合指数がともに続伸。投資判断が引き上げられたアップルが買われるなど、米国株高を追い風に、朝方から買いが先行。午前9時53分には、同526円91銭高の3万8461円67銭を付けている。その後は、もみ合い商状となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末26日の大阪取引所清算値比425円高の3万8325円だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も高い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が安い。

 個別では、ペプチドリム<4587.T>、SBテクノ<4726.T>(監理)、三益半導<8155.T>(監理)、三菱電<6503.T>、正興電機<6653.T>などが上昇。半面、エムスリー<2413.T>、九電工<1959.T>、テクノプロH<6028.T>、日東電<6988.T>、トーエネク<1946.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=156円台の半ば(前週末26日は156円70-71銭)、1ユーロ=167円台の後半(同168円13-17銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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