<一撃!裏銘柄>会社計画に上ブレ期待、親子上場解消の思惑も―フォバルRS

株式

2024/5/2 11:32

 次の急騰株候補として、企業のオフィス移転を支援するフォーバル・リアルストレート(フォバルRS)<9423.T>をマークしたい。

 コロナ渦をきっかけに、テレワークとオフィス出社を併用する「ハイブリッドワーク」を採用する企業が増加し、アフターコロナ常態化でオフィス回帰の風潮が高まっている。インフレ下でのコスト削減の一環としてオフィスを移転する需要の拡大も見込まれることから、同社の事業環境には追い風が強まりつつある。さらに、市場ニーズを取り入れた居抜き・セットアップオフィス専門サイト「Value Office(バリューオフィス)」の拡充により、顧客獲得の進展が期待される。

 同社の前3月期の単体営業利益の見込みは1億6000万円(前々期比2%増)だが、第3四半期累計(前年4-12月)での進ちょく率は94%と極めて高い。移転需要は期末に集中しやすいことを踏まえると、利益上乗せが期待される。

 東証は、親子関係にある上場会社や持分法適用関係にある上場会社の情報開示充実に向けて、検討・対応を促している。親会社であるフォーバル<8275.T>が事業継承支援を行っていることから、親子上場解消に向けた思惑も高まりやすい。

 フォバルRSは有利子負債ゼロの無借金経営。将来的な金利上昇は負債比率の大きい企業への重荷となる可能性がある中で、同社は財務面の安心感が強い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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