日経平均は37円安と小幅続落、4連休や3日の米4月雇用統計控え手控え=2日後場

 2日後場は日経平均株価が、前日比37円98銭安の3万8236円07銭、TOPIX(東証株価指数)も同0.87ポイント安の2728.53ポイントとそろって小幅に続落し、取引を終えた。外国為替市場で、政府・日銀によるドル売り・円買い介入の観測から円高方向に振れたこともあり、リスク回避姿勢が先行。日経平均株価は午前9時10分に、同315円86銭安の3万7958円19銭を付けた。その後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに、上げ転換する場面もみられた。ただ、手がかり材料に乏しいなか、4連休となることに加え現地3日には米4月雇用統計の発表を控えることから、手控えムードが広がった。東証プライム市場の出来高は14億9274万株、売買代金は4兆2061億円。騰落銘柄数は値上がりが645銘柄、値下がりは936銘柄、変わらずは70銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株が下落。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、トヨタ<7203.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も軟調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、OLC<4661.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株も弱かった。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株が上昇した。

 個別では、KeePer<6036.T>、イビデン<4062.T>、ADWAYS<2489.T>、住友ファーマ<4506.T>、エンプラス<6961.T>などが下落。半面、AOKIHD<8214.T>、北海ガス<9534.T>、マイクロニ<6871.T>、三井松島HD<1518.T>、日本ライフL<7575.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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