(再送)<米国株情報>アップル、第2四半期は減収減益も市場予想上回る

株式

2024/5/7 10:05

 アップル<AAPL>は2日、24年9月期第2四半期(1-3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比4.3%減の907億5300万ドル、純利益は同2.2%減の236億3600万ドルと減収減益となったが、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同0.7%増の1.53ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 売上高は前年比4.3%減(前期は同2.1%増)の907億5300万ドルと、減収となったが、市場予想(904億-905億ドル)を上回った。売上のうち、成長分野のサービス事業が急増したことが明るい材料。その半面、主力のアイフォンなど製品事業が同9.5%減の668億8600万ドルと、急減、市場予想(673億ドル)も下回り、売り上げ全体を押し下げた。

 23年9月に投入した「iPhone15」が中国企業などとの競争激化で振るわず、主力の製品事業が減収となって全体の売上高を押し下げたが、音楽配信やデータ共有サービス、電子決済サービスなどのサービス部門が2ケタ成長となった。

 地域別の売上高では、欧州のみ増収を確保し、米国、中国、日本、日本と中国を除いたアジア太平洋で減収となった。

 ティム・クックCEO(最高経営責任者)は第3四半期(4-6月)の売上高を1ケタ台前半(1-3%増)の伸びになると予想した。市場では売上高を前年比1.9%増の833億ドル、EPSを同4.8%増の1.32ドルなどと予想している。最大1100億ドル規模の自社株買いも発表した。

 アップルの株価は3日に前日比5.98%高の183.38ドルと続伸。ただ、週明け6日は著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>によるアップル株の一部売却が明らかになり3営業日ぶりに反落し、前週末比0.91%安の181.71ドルで引けた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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