<相場の読み筋>5月8日

2024/5/8 7:45

 7日の米国株式は、NYダウが前日比31.99ドル高の3万8884.26ドルと5日続伸、ナスダック総合指数は同16.690ポイント安の1万6332.555ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3241万株、ナスダック市場が47億6559万株だった。朝方は、米金利の年内利下げへの期待が継続。買い優勢の展開でNYダウは一時、120ドルを超える場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、メルクやダウ(旧ダウ・デュポン)、ビザなどが値上がり率の上位に入った。一方、7日早朝に24年1-3月の決算を発表したウォルト・ディズニーは、最終損益が赤字に転落したことが嫌気され急落した。

 8日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価は、きのう7日に急反発した反動や、現地7日の米国株式が不安定な動きとなったことなどから、売り優勢のスタートとなりそう。トヨタ<7203.T>が、午後1時55分に24年3月期の決算を発表する予定で、手控えムードが広がることも予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(7日は154円11-12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の前半(同165円89-93銭)と円安方向に振れている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、アドバンテス<6857.T>、任天堂<7974.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比165円安の3万8715円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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