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    <新興国eye>ブラジル中銀、予想外の0.75ポイント大幅利下げを決定―追加利下げに含み

    2017年01月12日 11時13分

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     ブラジル中央銀行は11日の金融政策決定委員会で、市場予想を上回り、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を0.75ポイント引き下げ13.00%とすることを全員一致で決めた。利下げは16年12月の前回会合に続いて3会合連続となる。

     中銀は、14年10月に半年ぶりに利上げを再開して以降、15年7月まで7会合連続で利上げを実施し政策金利は11.00%から14.25%まで上昇した。同9月に金利据え置きに転じてから16年8月まで9会合連続で据え置いたが、同10月会合で4年2カ月ぶりに利下げ(0.25ポイント)に転じた。前回12月会合でも同率0.25ポイント引き下げの13.75%としたが、今回の利下げ幅は市場予想の0.50ポイントを大幅に上回った。0.75ポイントの大幅引き下げは12年4月18日以来4年9カ月ぶりとなる。

     中銀は政策決定後に発表した声明文で、ブラジル経済の現状認識と見通しについて、前回と同様に「最近の経済指標を見ると、短期的にはブラジル経済の活動は思ったよりも弱い。今後、ブラジル経済の回復は一段と遅れ、これまで想定していたよりもさらに緩やかになる可能性がある」とし、改めて景気の下ブレ懸念を強調。ただ、「世界経済の先行きの見通しは依然として不透明なままだが、これまでのところ新興国経済を取り巻く穏やかな環境の終わりによる悪影響は限定的」とも指摘している。

     インフレの現状認識については、「ディスインフレ(物価上昇率の鈍化)が中銀の金融政策にとって重要なIPCA(拡大消費者物価指数)の各構成要素に以前より一段と広く行き渡った兆候がある」とした上で、「16年のIPCAは6.3%上昇で終わり、これは数カ月前のインフレ期待値を下回った。中銀の経済週報「フォーカス・ブルティン」で示された17年のインフレ期待は4.8%上昇近辺まで低下し、18年以降も物価目標の中央値4.5%上昇と抑制される見通しだ」という。

     また、「16年12月9日までのデータに基づいて策定された最新のインフレ予測が発表されて以降に起こったインフレや経済活動の変動によって、リファレンスシナリオ(標準シナリオ)とマーケットシナリオといった条件によって異なるインフレ率の条件付き予測値が減速した」との見方を示した。さらに、「リファレンスシナリオの17年のインフレ率はおよそ4%上昇(前回予想時は4.4%上昇)、18年もおよそ3.4%上昇(同3.6%上昇)に減速した一方で、マーケットシナリオでも17年はおよそ4.4%上昇(同4.7%上昇)、18年もおよそ4.5%上昇(同4.6%上昇)に減速した」と指摘している。

     その上で、「インフレ見通しに対する標準シナリオと、同シナリオの上ブレ・下ブレ両リスクのバランス、最近の経済指標を考慮したうえで、中銀は政策金利を13%に引き下げることを全員一致で決めた」とした。また、「中銀は、インフレ率が17年と18年の物価目標の4.5%上昇に収れんすることは現在進行中の金融緩和プロセスの強化と合致すると判断した」とも付言した。

     中銀は、前回と同様に、「金融緩和のペースと程度はインフレとインフレ期待の先行き見通し、また、(標準シナリオの上ブレ・下ブレ)リスク要因で決まる」と述べ、追加利下げの可能性に含みを持たせた。

     次回の金融政策決定会合は2月21-22日に開かれる予定。

    <関連銘柄>

     ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

     iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

    提供:モーニングスター社

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