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    <新興国eye>ブラジル中銀、予想通り0.5ポイント利下げを決定―追加利下げに慎重姿勢

    2017年12月07日 10時36分

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     ブラジル中央銀行は6日の金融政策決定委員会で、市場の予想通り、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を0.50ポイント引き下げ7.00%とすることを全員一致で決めた。これで利下げは16年10月会合以降、10会合連続となる。ただ、政策金利が当面の目標水準である7.00%に達したことから今後の追加利下げには慎重な姿勢を示した。

     中銀は16年10月会合で4年2カ月ぶりに利下げ(0.25ポイント)に転じ、同12月会合でも同率引き下げ13.75%としたが、17年1月と2月の会合でいずれも0.75ポイントの利下げを実施。4月会合ではそれをさらに上回る1.00ポイントも引き下げ、09年以来8年ぶりの大幅利下げとなった。9月会合まで同率の大幅利下げを続けたが、前回10月会合では0.75ポイント、今回は0.50ポイントと、2会合連続で下げ幅が縮小した。これで16年10月以降の利下げ幅は合計で6.25ポイントに達した。

     中銀は政策決定後に発表した声明文で、「標準シナリオと、同シナリオの上ブレ・下ブレ両リスクのバランス、最近の経済指標を考慮した上で、政策金利を0.50ポイント引き下げて7.00%とすることを全員一致で決めた」とした上で、前回月会合時と同様に、「インフレ率が17年と18年の物価目標の4.5%上昇に収れんすることは現在の金融緩和プロセスと合致する」との見解を示した。

     インフレの現状認識については、前回会合時と同様に、「インフレ率は依然として好ましい状況が続いている。足元のインフレ率は低い水準で心地よい水準にある」とし、ブラジル経済の現状認識についても前回同様に、「ブラジル経済は徐々に回復している」とした。

     また、経済予測の標準シナリオの前提条件となっているインフレ率の見通しについて、17年は2.9%上昇(前回予想時点は3.3%上昇)、18年は4.2%上昇(同4.3%上昇)、19年は4.2%上昇(同4.2%上昇)と予想し、17年と18年のインフレ見通しを上方修正(改善方向)した。これらのインフレ見通しの前提となる政策金利については17年末時点の見通しを7%、18年末時点も7%、19年末時点は8%とし、政策金利は18年末まで据え置かれ、19年から利上げに転じると予想している。

     利下げ幅が前回よりも小幅となったことについては、「経済状況は景気刺激の金融緩和政策を必要としている。これは金利が(インフレなき経済成長が可能となるような)構造的な金利水準を下回ることを意味する」とした上で、「経済状況が標準シナリオ通りに進んだことや金融緩和サイクルの段階も合わせて考えて、今回の会合で(前回より緩やかな)0.50ポイントの利下げが適切と判断した」と述べた。

     今後の金融政策については、「現段階の金融緩和サイクルは金融政策を注意して決定することを促している」との文言を新たに付け加え、追加利下げには慎重に対応する考えを示した。ただ、「金融緩和サイクルは引き続き、経済活動の進展や経済予測に対する上ブレ・下ブレリスクのバランス、金融緩和サイクルをどこまで続けるかの判断、インフレとインフレ期待の見通しで決まる」との文言を前回会合時のまま残した。

     次回の金融政策決定会合は18年2月6-7日に開かれる予定。

    <関連銘柄>

    ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

    提供:モーニングスター社

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