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    <新興国eye>前週のブラジル株、ルラ元大統領収監で政治の先行き不透明感強まり続落=BRICs市況

    2018年04月16日 10時23分

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     前週(9-13日)のブラジル株式市場は13日のボベスパ指数が前日比1.30%安の8万4334.41と大きく反落し、週間ベースでも6日終値から0.57%安となり、続落した。

     週明け9日の指数は大きく値を下げ続落して始まった。ロシア市場が米国の新たな対ロ制裁やシリアへのミサイル攻撃懸念で急落したことや米中貿易摩擦懸念でブラジル市場の地合いが悪化。加えて、国内政治の先行き不透明感が強まったことも売りに拍車をかけた。5日にブラジル連邦最高裁判所(STF)が収賄罪などで禁錮12年の刑を言い渡したルラ元大統領の収監を命じたことで、市場では経済改革が進むとの思惑でいったんは買い安心感が広がったものの、STFが11日にルラ元大統領の収監に絡んで新たな審理を行うことが決まり、政局が一段と不透明となった。

     10日は反発し、12日まで3日続伸した。10日はシリア情勢の悪化で原油価格が急騰し国営石油大手ペトロブラスや鉱山大手ヴァーレが大幅高となった他、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがブラジルのソブリン債格付け見通しを引き下げ方向で見直す「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたこと、トランプ米大統領が中国との貿易摩擦を平和的に解決する意向を示したことで海外市場が堅調となったことが支援材料となった。11日も引き続き原油高とブラジルの格付け見通しの引き上げで買い優勢。12日は手掛かり材料難の中、値固めの展開となり小幅高で引けた。

     週末13日は4日ぶりに反落。ブラジル株に影響を与える米株市場が軟調となったことで利益確定売りが強まった他、国内政治の先行き不透明感で積極的な買いが控えられた。なかでも指数の構成比率が高いペトロブラスが3%近く急落したことが響いた。

     今週(16-20日)の株式市場は、引き続き国内政治や米株市場の動向、貿易戦争懸念、シリア情勢、景気見通し、原油・鉄鉱石などの国際商品相場などが注目される。主な経済指標の発表は16日のIBC-Br経済活動指数や20日の4月中旬時点のIPCA(拡大消費者物価指数)など。

    <関連銘柄>

    ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

    提供:モーニングスター社

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