タムロンはレンズ好調、ドローン規制緩和追い風

注目株

2018/4/5 17:30

 一眼レフ用交換レンズのタムロン(7740、百株)を狙いたい。インスタブームを背景にカメラ需要が回復する一方、ドローン(小型無人飛行機)や監視カメラといった新領域も期待される。

 昨年は7年ぶりに、前年比でプラスに転じたカメラの国内出荷台数。タムロンはニコン(7731)やキヤノン(7751)に加え、ミラーレスブームに乗るソニー(6758)向けにもレンズを供給する。交換用レンズの1、2月の累計総出荷額は前年同期比4.2%増(カメラ映像機器工業会)と好調が続いた。

 同社の高性能レンズは、ドローンや監視カメラの市場も取り込みつつある。写真向け以外のレンズの前12月期の売上は前々期比で43%拡大した。今後予想されるドローンの飛行エリアの規制緩和も追い風だ。

 今期の連結営業利益は前期比13%増の48億円を見込む。株価は3月26日の安値2112円を底に下値を切り上げつつある。25日移動平均線を奪回すると、相場は一気にスケールアップする可能性が高い。

(渡邉 亮)

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