ソウルドO―地方企業のIT化、潜在需要はばく大

注目株

2018/4/6 17:30

 ソウルドアウト(=ソウルドO、6553・M、百株)はオプトホールディング(2389)の子会社で、地方企業、中堅・中小企業向けにインターネットビジネス支援事業を手掛ける。昨年7月にマザーズに上場し、長期的な成長が期待されることで、中・長期的にマークしたい。

 地方企業などの中にはIT化が遅れている企業が多いため、同社事業に対する潜在的な需要は大きい。ただ、日本にある地方企業の数はあまりに多く、同社1社では顧客開拓が難しいことから、大手企業と協同で顧客開拓を進めている点が強みだ。同社が協同で事業を進めている企業には、ヤフー(4689)のほか、同社が電通(4324)と設立した合弁企業の電通デジタル・ネットワークスがある。

 さらに、同社の顧客には地方企業だけでなく、成長途上の企業もある。そうした企業は成長とともに、そのステージに合ったネット、マーケティングのサービスが必要になることから、取引が長期化する傾向があり、それが同社業績の安定的な成長につながっている。

 今12月期も新規顧客開拓は順調に進み、通期業績は連結売上高157億円(前期比31.6%増)、営業利益10億円(同26.4%増)と高成長を見込んでいる。直近の株価は4000円近辺で堅調な展開が続く。押し目は買いチャンスとみてよさそうだ。

(梅村哲哉)

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