フェローテクはEV関連でも脚光/もみ合い上放れへ
2018/4/16 17:30
フェローテックホールディングス(6890・JQ、百株)が高値圏のもみ合いから上放れの動き。半導体設備や太陽電池関連の部品を手掛けており、足元は半導体製造装置向け部品が好調に推移。EV(電気自動車)関連の需要取り込みにも力を入れており、今後の展開が注目されている。
足元の業績をけん引しているのは半導体関連。真空シールや石英製品、セラミックスなどの需要が伸びている。半導体関連は今後もデータセンター向けなどの需要に支えられる展開が期待される。足元でEVなど自動車関連への用途拡大を進めていく構想。同社は技術応用によって太陽電池分野で大きな利益を計上してきた経緯があり、今後のEV分野での確約も期待される。前2018年3月期の連結売上高は850億円(前々期比15.1%増)、営業利益85億円(同49.7%増)を計画する。
新興市場は厳しい相場環境となってきているが、ネット系やバイオ株と違って割高感のある銘柄でもなく、もみ合いから上放れへの期待が膨らんできている。
(小泉健太)
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