ソースネクスは「ポケトーク」本格寄与、今期業績に期待

注目株

2018/4/18 12:30

 ソースネクスト(4344、百株)の再度の高値奪回を先取りしたい。

 セキュリティーソフトで知られる同社の注目材料は、昨年12月に発売した通訳端末「ポケトーク」。英語や中国語など63言語に翻訳できる携帯端末で、クラウド上の翻訳エンジンを利用することで高度な翻訳処理を実現。長時間の利用も可能となっている。

 3月には複数の国内空港でレンタルが開始されたほか、免税店などでの採用も増えており、さらには、商用利用ライセンス付きの月額制の法人契約が開始したことで、安定収益材料としても有望視されている。

 同社の前2018年3月期第3四半期累計の連結営業利益は前年同期比37.7%減の8.4億円。ポケトークの需要に生産が追い付かなかったことや、販促費用の増加などが減益要因となった。しかし、市場の関心は今期業績に移っており、ポケトークの生産拡大、海外展開などにより、収益大幅拡大が期待される。

 株価は昨年後半から物色人気が高まり、今年1月に831.5円(株式分割後換算)まで上昇。一服後、4月10日には年初来高値の893円を付けている。上昇波動は継続していると考えられ、直近の押し目は絶好の仕込み時といえそうだ。

(片岡利文)

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