アルファポリ、ヒット作が相次ぎ成長期待膨らむ

注目株

2018/4/20 17:30

 アルファポリス(9467・M、百株)はCGM(消費者生成メディア)として、インターネットで小説、コミックなどを募集し、その中で人気の高い作品を書籍化し販売している。ライトノベル「異世界ゆるり紀行」など新しいヒット作が出て、改めて成長期待が高まっている。

 コンテンツ関連はヒット作の有無で業績が大きく変動する傾向があるが、同社の場合は常にインターネットで小説、コミックなどを募集していることで、次々とヒット作が生まれやすい点が強み。前2018年3月期は「異世界ゆるり紀行」のほか、ライトノベル「月が導く異世界道中」、コミック「ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。」などがヒットした。さらに、4月には同社の一般小説「居酒屋ぼったくり」のテレビドラマが放送を開始している。

 そのほか、新サービスである電子書籍の販売、レンタルも好調。前期業績(非連結)は2月に上方修正し、売上高40億円(前々期比25.6%増)、営業利益6億5000万円(同3.7倍)と高成長を見込む。また、WEBで「ファンタジー小説大賞」のコンテストを開催し、有望コンテンツを集めたことで、今期以降の成長にも期待だ。

 決算発表は5月11日の予定。株価は2500円台で底堅い展開が続くが、決算発表前後に活気づきそうだ。

(梅村哲哉)

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