ワークマンは既存店売上高好調、法人向けブランドに期待
2018/5/1 17:30
ワークマン(7564・JQ、百株)は作業服販売店のチェーン展開を手掛ける。作業服のノウハウを生かし、機能性の高いアウトドア、カジュアル衣料の商品拡充を図っており、成長期待は大きい。
既存店売上高は好調に推移し、今年3月まで6カ月連続のプラスとなった。3月の既存店売上高は前年同月比12.5%増で、気温の上昇とともにストレッチ素材のパンツ、ポロシャツなど春夏衣料が伸びたという。また、前3月期通期の既存店売上高は前々期比4.7%増だった。
既存店売上高の好調に加えて、FC(フランチャイズチェーン)店中心の出店強化も業績成長に貢献している。前期は30店を出店し、期末店舗数は821店となった。前期の非連結業績は売上高542億4000万円(前々期比4.2%増)、営業利益101億2000万円(同6.0%増)を見込んでいる。
今期も引き続き既存店の底上げ、新規出店を進め、成長を目指す。さらに、今年3月には法人向けに「G―Next」作業服シリーズを発売し、個人市場の2.5倍はあるという法人向けビジネスに本格参入した。これが新しい成長要因になっていきそうだ。
直近の株価は4000円台前半で下げ渋っており、今後の回復に期待だ。5月8日に前期決算を発表する予定で、そのころに株価が活気づく可能性もあろう。
(梅村哲哉)
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