株式新聞

2019年6月18日(火)

堂々!勝負株 石原産(4028)

酸化チタン市況好転、本番はこれから

 本格仕上げに入る石原産業(4028)を狙いたい。今3月期は上期計画の大幅な上方修正に踏み切るなど、事業環境は急好転している。株価には依然として割安感が残り、一気に新たな波動が押し寄せる公算が大きい。

 塗料などに使用する酸化チタンを中心に、無機化学品を手掛ける。また、農薬、医薬品といった有機化学事業も展開。酸化チタン市況の上昇を背景に、上期の連結営業損益の見通しを従来の1億円の赤字から29億円の黒字(前年同期は39億円の黒字)に引き上げている。

 酸化チタン市況が好転した背景には、中国の環境規制がある。供給面で大きな変化をもたらした中国政府の改革の影響は、これからが本番だ。期初の数値が据え置かれた通期の営業利益予想(44億円、前期比56%減)も増額へ向かう可能性が高く、来期も追い風は止まらないとみられる。

リスク承知で買い向かう

 需要面では、自動車や5G(次世代高速通信システム)インフラ向けの電子部品のMLCC(積層セラミックコンデンサー)に使う、高純度酸化チタンも伸びが期待される。欧州子会社の不祥事や土壌汚染問題といったリスクを抱える分、評価が割り引かれているが、ここは勇気を持って買い向かいたい。

 第1四半期決算の発表(石原産は8月10日)にいったん急騰し、その後のもみ合いから再び上放れしたフルヤ金属(7826・JQ)のような上昇線を想定する。

(鈴木草太)

(イメージ写真提供:123RF)

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