日電硝子が続伸、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は4800円に引き下げ

株式

2018/10/5 16:28

 日本電気硝子<5214.T>が続伸。SMBC日興証券では4日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は5200円から4800円に引き下げている。

 18年12月期から19年12月期にかけて投資拡大に伴う運転資本増加を考慮し、目標株価を4800円に引き下げているものの、18年12月期第4四半期(18年10-12月)以降利益成長の確度が高まると見るほか、安定的な成長が見込める収益構造への変化に伴い資本効率の改善が明らかになるにつれて、PBR1倍程度が適正化されると考えることから、「1」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、18年12月期のみ320億円(前期比0.6%減、従来330億円、会社側計画は310億円)に下方修正したものの、19年12月期、20年12月期は従来通り427億円、465億円とし、18年12月期から20年12月期の営業利益成長率を年平均20.5%と予想している。

 18年12月期は、費用が先行し、第1四半期(18年1-3月)から第3四半期(18年7-9月)まで営業減益が続くと見るものの、第4四半期には前年同期比28%営業増益へ反転することを見込んでいる。反転予想の根拠として、(1)液晶ガラス事業では第2四半期(18年4-6月)までに能力増強を完了した中国・の製造拠点の操業効率化、年末商戦に向けた出荷数量増加、減価償却費の減少などにより増益寄与の拡大を見込むこと(2)ガラスファイバ事業では北米拠点の能力増強を終えて操業が平準化し、第4四半期から利益貢献が本格化するとみること――を挙げており、これらが株価上昇のカタリストになると考えるとしている。

 5日終値は、前日比90円高の3675円。

提供:モーニングスター社

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