<相場の読み筋>1月30日

2019/1/30 7:37

 29日の米国株式は、NYダウが前日比51.74ドル高の2万4579.96ドルと反発、ナスダック総合指数は同57.395ポイント安の7028.290ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億6939万株、ナスダック市場が20億1968万株だった。FOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、模様眺めムードが広がるなか、3M(スリーエム)やファイザーの決算を好感したほか、前日に大幅下落したキャタピラーが買い戻され、NYダウの反発を支えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフトやアップル、アマゾン・ドット・コムなどが下げ、同指数の重しとなった。

 

 30日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。現地29日の米国株式は、NYダウが反発した一方、ナスダックが続落するなど、まちまちの動きだった。ただ、通常取引終了後、18年10-12月決算を発表したアップルやAMDなどが、時間外取引で上昇。ハイテク関連銘柄に見直しの動きが進みそうで、指数を支える格好となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(29日終値は109円23-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円前後(同124円90-94銭)と小動き。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、三住トラスト<8309.T>などが、29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比10円安の2万620円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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