フェイスブックとマイクロソフト、決算受け株価明暗

米国株式

2019/1/31 10:09

 30日取引時間終了後に決算を発表した世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスである米フェイスブック<FB>とソフト世界最大手の米マイクロソフト<MSFT>の株価は、時間外取引で明暗が分かれた。

 フェイスブックの18年12月期第4四半期(10-12月)決算は、売上高が前年同期比30%増の169億1000万ドル、純利益が同61%増の68億8000万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)が同65%増の2.38ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想(売上高163億9000万ドル、EPS2.18ドル)を上回った。これを受け、30日の時間外取引で、株価は一時30日終値比12.47%高の169.18ドルを付けた。

 売上高の大半を占める広告収入は同30%増の166億4000万ドル。モバイル向け広告収入が占める比率が前年同期の約89%から約93%に拡大し、全世界で1日当たりの利用者数(DAU)が増加した。18年12月末時点の全世界のDAUは前年比9%増の15億2000万人、1カ月当たり利用者数(MAU)は同9%増の23億2000万人だった。

 一方、マイクロソフトの19年6月期第2四半期(18年10-12月)決算は、売上高が前年比12%増の324億7000万ドルと増収を確保したものの、市場予想の325億4000万ドルを下回った。純損益は84億2000万ドルの黒字(前年同期は63億ドルの赤字)、希薄化後の1株当たり損益(EPS)は1.08ドルの黒字(同0.82ドルの赤字)、一時的項目を除いた調整後の1株当たり利益は同15%増の1.1ドルとなり、アナリスト予想の1.09ドルを上回ったものの、売上の鈍化が嫌気され、30日の時間外取引では30日終値比4.16%安の101.95ドルまで下落する場面があった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、国際VX中先<1561.T>、NYダウ<1679.T>、

 NYダウブル<2040.T>、NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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