米アルファベット急落、広告収入頭打ち

米国株式

2019/2/5 9:35

 米インターネット検索大手グーグルの親会社である米持ち株会社アルファベット<GOOGL>が4日の引け後に発表した18年12月期第4四半期(10-12月)決算を受け、同社の株価は時間外取引で一時4日終値比3.37%安の1102.92ドルと急落した。

 売上高は前年比22%増の392億8000万ドルとなり、市場予想の389億ドルを上回ったが、グーグルの広告収入が同20%増の326億3500万ドルと、第3四半期(7-9月)と同じ伸びとなり、市場では頭打ち感が意識された。また、営業利益率は21%(同23%)に低下した。

 費用面では、グーグルがパートナーサイトに支払ったトラフィック(通信量)獲得コスト(TAC)が前年同期比15%増(前四半期比13%増)の74億ドルと市場予想の76億ドルを下回ったものの、CPC(広告主が広告1クリックに対しグーグルに支払う広告費用)も同29%減(同9%減)と大きく減少したことで、市場ではグーグルの広告力が弱まったとの見方もある。

 一方、純損益は89億5000万ドルの黒字(前年同期は税負担の急増で30億2000万ドルの赤字)に転換。希薄化後の1株当たり損益(EPS)も12.77ドルの黒字(同4.35ドルの赤字)となり、市場予想の10.86ドルを上回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、国際VX中先<1561.T>、NYダウ<1679.T>、

 NYダウブル<2040.T>、NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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