<相場の読み筋>2月7日

2019/2/7 7:40

 6日の米国株式は、NYダウが前日比21.22ドル安の2万5390.30ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同26.803ポイント安の7375.281ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億9419万株、ナスダック市場が21億2089万株だった。手掛かり材料難のなか、利益確定売りが先行。米中の貿易協議や米朝首脳会談の方向性を見極めたいとして、積極的な売買が限られたようだ。トランプ米大統領が5日夜に行った一般教書演説では、メキシコ国境との壁建設や国内インフラの再構築などを訴えたが、材料視されなかった。NYダウ採用銘柄では、ダウ・デュポンやキャタピラー、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、模様眺めムードが広がりそうだ。日経平均株価は、心理的なフシ目の2万1000円に接近する場面があるものの、積極的に買い進む動きがみられず、上値の重さが意識されているもよう。消去法的に、好業績銘柄や業績の上方修正を行った銘柄などへの物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円前後(6日終値は109円66-67銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円前後(同124円88-92銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、6日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比10円安の2万860円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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