<今日の仮想通貨市況>安倍首相、「暗号資産」の成長可能性の追求が必要と発言
2019/2/8 10:07
8日午前9時40分時点の主要仮想通貨は、ビットコイン(BTC)が1BTC=37万3808円(過去24時間比0.43%安)、リップル(XRP)が1XRP=32.0円(同0.19%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=1万1485円(同0.62%安)など小幅安の展開となっている。春節(旧正月)で中国勢の市場参加が減っているとの観測もあり、ここ数日はこう着した相場が続いている。
こうした中、「仮想通貨税制を変える会」を立ち上げた藤巻健史参議院議員が7日、参議院予算委員会で質問に立ち、仮想通貨の税制問題などが発展の機会を阻んでいるのではと指摘。これに対し、安倍晋三首相は、特区を設けてその中で新技術を検証できる「サンドボックス制度」を活用し、暗号資産の流動性を高めるビジネスモデルに挑戦する国内ベンチャーも存在するなどと発言。さまざまな成長の可能性を追求していく必要があるとの考えを示している。
この他、相場への影響は限定的だが、ソフトバンクグループ<9984.T>が6日に傘下の投資ファンドで保有する米半導体大手・エヌビディアの株式を全売却したと発表したことが話題となった。エヌビディアは一時、仮想通貨マイニング用のGPU(画像処理半導体)の需要が拡大したが、足元はマイニングが振るわず需要が落ち込んでいる。
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