<相場の読み筋>3月6日
2019/3/6 7:35
5日の米国株式は、小幅に続落した。NYダウが前日比13.02ドル安の2万5806.63ドル、ナスダック総合指数が同1.206ポイント安の7576.361ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が8億6400万株、ナスダック市場が23億8305万株だった。2月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業指数が59.7となり、市場予想平均の57.4を上回った。12月の新築住宅販売件数も年率換算で62万1000件と、市場予想平均の60万件を超えたことなどを好感し、反発する場面もみられた。ただ、米中貿易協議の行方を見極めたいとして、積極的な売買が控えられ、引けにかけて下げに転じた。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスや3M(スリーエム)、ダウ・デュポンなどが値下がり率の上位に入っている。
6日の東京株式は弱含みの展開か。きのう5日は、下げ渋りをみせるなど底堅い動きだったが、手掛かり材料難のなか、日経平均株価の5日線(5日時点で2万1618円)が下値として意識されそうだ。ただ、今週末の8日には3月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出を控え、「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、株価指数先物に対する思惑的な売買には注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(5日終値は111円88-90銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円72-76銭)と円高に振れている。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、パナソニック<6752.T>、キヤノン<7751.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比65円安の2万1685円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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