<相場の読み筋>3月15日

2019/3/15 7:34

 14日の米国株式は、NYダウが前日比7.05ドル高の2万5709.94ドルと小幅に続伸、ナスダック総合指数は同12.495ポイント安の7630.910ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が9億1218万株、ナスダック市場が21億5424万株だった。米ブルームバーグ通信社は、米中の貿易協議の決着を目指す両国の首脳会談について、早くとも4月に開催される見込みと報道。3月中にも首脳会談が行われ、決着に向かうと期待されていただけに、失望売りを誘う格好となる場面もみられた。売り一巡後は、前日の終値近辺でのもみ合いとなり、方向感に乏しい展開だった。NYダウ採用銘柄では、ビザやアップル、ナイキなどが値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、上値が重い展開か。きのう14日は、朝高後に上げ幅を縮小する展開で、大引けにかけて下げ転換し、安値引けで取引を終えている。戻り待ちの売りの強さが意識されるなか、週末を控えたポジション調整の売りも警戒され、弱含みで推移する場面もありそう。消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(14日終値は111円59-60銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円36-40銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、ホンダ<7267.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比50円高の2万1170円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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