株式新聞

2019年5月22日(水)

今週の東京外国為替市場見通し=FOMC控える、英国のEU離脱動向にも引き続き注意

株式

2019/3/15 17:20

 予想レンジ:1ドル=110円00銭-113円00銭

 3月11-14日のドル・円は上昇した。週初11日は、米1月小売売上高が市場予想を上回り、確り。12日、米2月CPI(消費者物価指数)が市場予想に届かず、米長期金利が低下する中でドル・円も下落した。13日、英下院で合意なきEU(欧州連合)離脱を回避する案が可決されると英ポンドに対しドルが売られ、ドル・円を下押し。同日、トランプ米大統領が墜落事故を起こした米ボーイング社の新型機の運行停止を決めた他、米中貿易協議で合意を急がないとしたことも、ドル売りにつながった。14日のドル・円は切り返しの動きが強まったが、弱い米1月新築住宅販売件数が上値を抑えた。

 ドル・円は目先、FOMC(米連邦公開市場委員会)をにらんだ展開。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)は利上げの一時停止、資産縮小の年内停止を示唆しており、このところのさえない米2月雇用統計や弱い物価関連指標がこれを補強する格好だ。パウエルFRB議長は直近でも、現行の政策金利は適切な水準にあり変更を急がないと発言。FOMCでは声明文や政策金利予測、FRB議長会見を通して、このスタンスに変化がないか確認することになる。

 政治面では、3月中に開催が予定されていた米中通商問題をめぐる両国の首脳会談が、4月以降にずれ込む見通しとなった。トランプ米大統領や米政府高官の発言が、ひき続き相場のかく乱要因となりそう。米経済指標では、米1月製造業受注、米3月フィラデルフィア連銀景況指数、米2月中古住宅販売件数、米2月財政収支などが発表される。

 米国外で、英議会は3月末のEU離脱期限の延期を可決したものの、それがどの程度の期間になるかは不透明。EU首脳会議までに離脱協定が英議会で承認されなければ、長期の離脱期限延期となる可能性もあり、ポンドやユーロの変動がドル・円相場を左右する場面に警戒したい。

 チャート上でドル・円は、年初来高値1ドル=112.11円(3月5日)を上抜ければ113円台をうかがう展開。下方向では、心理的フシとなる110円がサポートライン。

提供:モーニングスター社

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