今晩のNY株の読み筋=世界経済に対する懸念払しょくできるか
2019/3/26 17:27
26日の米国株式市場では、米2月住宅着工件数、米1月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米3月消費者信頼感指数といった経済指標が注目となる。市場予想の平均値は、住宅着工件数が前月比1.6%減の121万件、S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が前年比3.8%上昇、消費者信頼感指数が132.5となっている。
きょうの日本株は前日に大きく下げただけに買い戻しが優勢となって日経平均が反発。株安の連鎖にいったん歯止めがかかった。きょうの米経済指標が強い結果となって世界経済に対する懸念が払しょくされれば買い戻しが期待できる。
ただ、上海総合指数は上値が重かった。28-29日に北京で開かれる閣僚級の米中通商協議に市場の関心が向かっているとの見方があり、引き続き関連報道には注意だ。このほかでは、ローゼングレン米ボストン連銀総裁が討論会に参加する。同氏は今年のFOMC(米連邦公開市場委員会)の投票権を持つため、注目しておきたい。
<主な米経済指標・イベント>
2月住宅着工件数、1月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、3月消費者信頼感指数、ローゼングレン米ボストン連銀総裁が討論会に参加、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演
(日付は現地時間)
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提供:モーニングスター社
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