<相場の読み筋>4月15日

2019/4/15 7:36

 前週末12日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比269.25ドル高の2万6412.30ドル、ナスダック総合指数が同36.805ポイント高の7984.164ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が8億457万株、ナスダック市場が20億5542万株だった。JPモルガンが発表した19年1-3月期決算が好調だったことから、企業決算に対する過度な警戒感が後退。金融株を中心に堅調な展開となったほか、定額制の動画配信サービスを開始すると発表したウォルト・ディズニーなども買われ、NYダウを押し上げた。同指数の採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやJPモルガンのほか、ダウ・デュポンなどが値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、日経平均株価が上値を試す場面もありそう。同指数は前週末も堅調な展開が続いていたことや、現地12日の欧米株式が上昇した動きなどから買いが先行するとみられる。取引時間中としては昨年12月4日以来となる心理的なフシ目の2万2000円を回復し、投資家心理が好転して上値にトライすることも想定される。ただ、買い一巡後は、手掛かり材料に乏しいことから、戻り待ちの売りなどに押され伸び悩むこともありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末12日終値は111円85-86銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円26-30銭)とやや円安に振れている。前週末12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758.T>、ホンダ<7267.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比190円高の2万2050円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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