<相場の読み筋>5月13日
2019/5/13 7:31
<相場の読み筋>5月13日
前週末10日の米国株式は、NYダウが前日比114.01ドル高の2万5942.37ドルと反発、ナスダック総合指数が同6.353ポイント高の7916.940ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が8億6327万株、ナスダック市場が23億4249万株。米政府は10日、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)に対する追加関税を10%から25%に引き上げた。米中貿易協議が短時間で終了したこともあり、リスク回避の姿勢が高まり、NYダウは一時、350ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、事態の進展に向け今後も協議を継続することが判明。買戻しの動きが強まり、上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、ウォルマートやP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)、コカ・コーラなどが値上がり率の上位に入っている。
13日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。米国の中国に対する追加関税引き上げによるアク抜け感や、前週末10日の米国株式が反発した動きなどから、朝方は買いが先行するとみられる。ただ、手掛かり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りが警戒され、上値は限られそうだ。中国・上海総合指数の反応をみたいとして、様子見ムードが広がる可能性もある。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末10日終値は109円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円21-25銭)と小動き。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、クボタ<6326.T>、パナソニック<6752.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比180円高の2万1490円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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