信用関連データ=売り残が2週連続の減少、買い残は3週ぶり増加、信用倍率は2.63倍に上昇

国内市況

株式

2019/5/14 16:50

 5月10日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比535億円減の8439億円、買い残が同1450億円増の2兆2232億円だった。売り残が2週連続で減少し、買い残は3週ぶりに増加した。信用倍率は前週の2.32倍から2.63倍に上昇。

 大型連休明けとなる、この週(7-10日)の日経平均株価は、10日終値が、連休前の4月26日終値比913円安の2万1344円となった。連日の下げとなり、特に7日(335円安)、8日(321円安)、9日(200円安)は3ケタの値下がりとなった。トランプ米大統領が5日に中国への追加関税の引き上げを表明、米中貿易協議(9-10日開催予定)への警戒感が高まり、売り優勢の展開が続いた。株価下落で、売り方の買い戻しが続き、買い方は逆張りに動いた。

 一方、14日現在の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率は、45.6%(13日は48.8%)と連日で低下したが、高水準に変わりはない。40%超えは3月5日以降、44営業日連続(3月8日は50.3%)となる。

 この日の日経平均株価は7営業日続落し、2万1067円(前日比124円安)引け。米中貿易摩擦の激化懸念に世界景気への悪影響が警戒され、13日の米国株式が大幅反落したことで、リスク回避の売りが先行した。円高・ドル安も重しとなり、下げ幅は一時400円を超えた。一巡後は、トランプ米大統領が現地13日に中国との貿易問題の解決に楽観的な見方を示し、円が伸び悩んだこともあって後場序盤に向けて下げ渋った。ただ、大引けにかけては戻り高値圏でのもみ合いが続いた。

 カラ売り比率は高い状態にあり、地合いが落ち着けば買い戻しが期待されるが、米中貿易問題に絡む関連ニュースによっては、不安定な動きも予想され、なお比率上昇の可能性を残している。

提供:モーニングスター社

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