日経平均は57円高と続伸、GDP上ブレに円安で買い先行、一巡後は伸び悩む、上海株安が重し=20日前場
20日前場の日経平均株価は前週末比57円75銭高の2万1307円84銭と続伸。朝方は、買いが先行した。取引開始前に内閣府が発表した1-3月期実質GDP(国内総生産)速報値が年率換算で前期比2.1%増と市場予想平均(同0.2%減)に反して増加したことを受け、投資家心理が改善。円安・ドル高も支えとなり、一時2万1430円06銭(前週末比179円97銭高)まで上昇した。いったん上げ幅を縮めた後、持ち直したが、戻りは限定され、その後は再び伸び悩み商状となった。中国・上海総合指数が下落し、重しとなった。
東証1部の出来高は6億1175万株、売買代金は9708億円。騰落銘柄数は値上がり758銘柄、値下がり1284銘柄、変わらず98銘柄。
市場からは「GDPは表面上強く映り、円安に傾いたことで先物主導で買われたが、GDPの中身は(個人消費が低調で)弱く上値を抑えた。中国株の下げで上げ幅を縮小したが、米中交渉はまとまらないとの警戒感が出ており、上に行けない状況だ」(銀行系証券)との声が聞かれた。
業種別では、マルハニチロ<1333.T>、日水<1332.T>などの水産農林株が上昇。住友不<8830.T>、三菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>などの不動産株も堅調。京急<9006.T>、京王<9008.T>などの陸運株や、任天堂<7974.T>、大日印<7912.T>などのその他製品株も買われた。武田薬<4502.T>、塩野義薬<4507.T>などの医薬品株も高い。
半面、JFE<5411.T>、日立金<5486.T>などの鉄鋼株が軟調。東エレク<8035.T>、ファナック<6954.T>などの電機株や、クボタ<6326.T>、IHI<7013.T>などの機械株も安い。
個別では、レオパレス<8848.T>、キューブシス<2335.T>、レッグス<4286.T>、北越コーポ<3865.T>、バリューHR<6078.T>などの上げが目立った。半面、TYK<5363.T>、リニカル<2183.T>、JDI<6740.T>、ニホンフラ<7820.T>、メック<4971.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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