日経平均は51円高と続伸、引けにかけ上値重い、売買代金2兆円割れ=20日後場
20日後場の日経平均株価は前週末比51円64銭高の2万1301円73銭と続伸。朝方は、取引開始前に内閣府が発表した1-3月期実質GDP(国内総生産)速報値が年率換算で市場予想に反して増加したことを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、一時2万1430円06銭(前週末比179円97銭高)まで上昇した。一巡後は前引けにかけて上げ幅を縮小した。内需が弱いなどGDPの内容が見た目ほど良くないとの見方が広がるとともに、中国・上海総合指数の下げが重しとなった。後場は、強含む場面もあったが、戻りは限定され、大引けにかけて上値の重い展開となった。
東証1部の売買代金は1兆9846億円と4月23日以来の2兆円割れとなり、出来高は11億7824万株。騰落銘柄数は値上がり855銘柄、値下がり1203銘柄、変わらず82銘柄。
市場からは「朝方は、GDPに好反応を示したが、冷静に判断すると大した内容ではなかった。25日移動平均線で頭を抑えられ、上ヒゲ付きの日足が並び、上値の重さを印象付けている。要は上を買う材料がない」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、住友不<8830.T>、菱地所<8802.T>、三井不<8801.T>などの不動産株が堅調。マルハニチロ<1333.T>、日水<1332.T>などの水産農林株も高い。京王<9008.T>、京成<9009.T>などの陸運株や、任天堂<7974.T>、大日印<7912.T>などのその他製品株も値を上げた。三井倉HD<9302.T>、住友倉<9303.T>などの倉庫運輸関連株や、武田薬<4502.T>、塩野義薬<4507.T>などの医薬品株も買われた。
半面、JFE<5411.T>、冶金工<5480.T>などの鉄鋼株が軟調。東エレク<8035.T>、ファナック<6954.T>などの電機株や、クボタ<6326.T>、IHI<7013.T>などの機械株も安い。
個別では、キューブシス<2335.T>、エイトレッド<3969.T>、レオパレス<8848.T>、レッグス<4286.T>、北越コーポ<3865.T>などの上げが目立った。半面、TYK<5363.T>、リニカル<2183.T>、ガンホー<3765.T>、JDI<6740.T>、オロ<3983.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、21業種が上昇した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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