明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、米中問題に不透明感根強い
あす21日の東京株式市場で、主要株価指数は上値の重い展開か。国内では重要経済指標の発表は予定されていないが、米中貿易協議に関して近日中とされる閣僚級会議や、6月下旬の米中首脳会談を前に、積極的な売買は期待しにくい。米国の強硬方針とともに中国も強気姿勢を崩しておらず、「米中交渉はまとまらないとの警戒感が出ており、上に行けない状況だ」(銀行系証券)との声も聞かれる。米中問題の先行き不透明感は根強く、関連ニュース次第では揺れる可能性も否定できない。
一方、内閣府が20日に発表した1-3月期実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比2.1%増と市場予想平均(同0.2%減)に反して増加し、2四半期連続のプラス成長だった。公共投資や住宅投資に支えられたが、個人消費が2四半期ぶりのマイナスだった。輸入の減少がGDP押し上げにつながった面もあり、内需の弱さをにじませた。内閣府は13日に3月景気動向指数の基調判断を6年2カ月ぶりに「悪化」(景気後退の可能性が高い)へ下方修正しており、24日の月例経済報告で政府の公式景気認識がどう示されるかを見極めたいとの向きもある。
20日の日経平均株価は続伸し、2万1301円(前週末比51円高)引け。朝方は、取引開始前に発表された1-3月期実質GDP速報値の上ブレを受け、買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、上げ幅は一時180円近くに達した。一巡後は前引けにかけて上げ幅を縮小した。GDPの内容が見た目ほど良くないとの見方が広がるとともに、中国・上海総合指数の下げが重しとなった。後場は、強含む場面もあったが、戻りは限定され、大引けにかけて上値の重い展開となった。市場では、「25日移動平均線で頭を抑えられ、上ヒゲ付きの日足が並び、上値の重さを印象付けている」(準大手証券)との見方が出ていた。
提供:モーニングスター社
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