株式新聞

2019年7月21日(日)

<新興国eye>前週の上海総合指数、米中貿易摩擦激化への懸念で反落=BRICs市況

新興国

2019/6/10 9:39

 前週(3-6日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の6日終値が5月31日終値比2.45%安の2827.798となり、反落した。

 週明け3日の指数は売り優勢で始まり、6日まで6営業日続落。週末7日は「龍船節」の祝日で休場だった。

 週前半は、米中貿易摩擦の激化による中国経済や世界経済の減速懸念が強まったことや、中国当局による金融リスク対策や銀行に対するバランスシートを圧縮するデレバレッジ(脱負債)措置で市場の流動性に悪影響が及ぶとの懸念で売り優勢となった。

 週後半は、米中両政府が通商協議を巡り、非難の応酬を続けたことが嫌気されたほか、中国当局が医薬品業界の会計情報について、6-7月に調査すると発表したことを受け、医薬品などのヘルスケア関連銘柄が下落し、指数の下げを主導。また、5月財新サービス業PMI(購買担当者景気指数)がさえない結果となったことも売り材料となった。このほか、IMF(国際通貨基金)が中国の19年GDP(国内総生産)伸び率を従来予想の6.3%増から6.2%増に下方修正し、20年を6.0%増と鈍化見通しを示したことも嫌気された。

 今週(10-14日)の株式市場は、引き続き米中通商協議などの地政学リスクや海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は10日の5月貿易収支や12日の5月CPI(消費者物価指数)と5月WPI(卸売物価指数)、14日の5月鉱工業生産と5月小売売上高、1-5月都市部固定資産投資など。

<関連銘柄>

 上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、

 H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、

 南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

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