株式新聞

2019年7月24日(水)

<新興国eye>前週のブラジル株、ペトロブラス子会社売却の進展期待で3週続伸=BRICs市況

新興国

2019/6/10 11:09

 前週(3-7日)のブラジル株式市場は7日のボベスパ指数が前日比0.63%高の9万7821.26、週間ベースでも5月31日終値比0.82%高となり、3週続伸した。

 週明け3日の指数は続落して始まった。前の週末に国営石油大手ペトロブラスやヴァーレが急落した余波が残ったものの、下げ幅を縮小した。

 4日は3日ぶりに反発した。ペトロブラスが原油相場の回復と資産売却の一環としてバイーア州にある天然ガス田を売却すると発表したことを受けて急伸し、相場を下支えした。

 5日は急反落。オランダ化学大手ライオンデルバセルがブラジル建設大手オデブレヒトから中南米最大のブラジルの石油化学大手ブラスケムの持ち株を買い取る協議を打ち切ったことを受け、ブラスケムが17%超急落し、指数の下げを主導した。

 6日は反発し、週末7日も値を上げ続伸した。政府による規制企業の売却のための立法上の承認、および入札プロセスの必要性に関する裁判の再開への思惑から、ペトロブラスが買われた。ペトロブラスは天然ガスパイプライン輸送子会社TAGを仏電気・ガス事業大手エンジーとカナダ・ケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)に86億ドルで売却する計画を明らかにしている。7日、ブラジル連邦最高裁判所(STF)が国営企業の売却には議会の投票を必要としないとの判断を示したことで、TAG売却が実現する見通しとなり、ペトロブラスが一段高。指数の上げを主導した。

 今週(3-7日)の株式市場は、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場やレアル相場の動向、米中通商協議、年金改革法案や財政再建の先行きなど注目される。主な経済指標の発表の予定は12日の4月小売売上高や14日の4月IBC-Br経済活動指数など。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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