<相場の読み筋>6月17日
2019/6/17 7:29
前週末14日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比17.16ドル安の2万6089.61ドル、ナスダック総合指数が同40.471ポイント安の7796.659ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が7億3301万株、ナスダック市場が17億3182万株だった。14日に中国で発表された経済指標で、5月の鉱工業生産や固定資産投資が市場予想を下回った。同国の景気の先行きに対する警戒感や、週末要因から売りが優勢となった。ただ、5月米鉱工業生産が前月比0.4%増と市場予想の同0.2%増を上回ったことが下値を支える格好となったようだ。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)やシスコ・システムズ、スリーエム(3M)などが値下がり率の上位に入っている。
17日の東京株式は、もみ合いの展開か。手掛かり材料に乏しいなか、前週末の欧米株式が軟調だったこともあり、売りが先行しそうだ。日経平均株価は、6月限SQ(特別清算指数)値の2万1060円56銭や、心理的なフシ目の2万1000円が意識される場面もありそう。消去法的に、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(前週末14日終値は108円20-21銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同122円09-13銭)と円高に振れている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、武田薬<4502.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比50円安の2万980円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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