日経平均は204円安と3日ぶり反落、円高に米大統領のイラン攻撃一時承認との報道で一段安=21日後場
21日後場の日経平均株価は前日比204円22銭安の2万1258円64銭と3日ぶり反落。朝方は、20日の米国株高を受け、強含んで始まった後、円高・ドル安が重しとなり、いったん下げに転じた。持ち直す場面もあったが、買いは続かず、再びマイナス圏入りした。円強含み歩調とともにトランプ米大統領がイランに対する軍事攻撃を一時承認していたとの報道をきっかけに一段安の展開となり、後場後半には2万1221円70銭(前日比241円16銭安)まで下落した。その後の戻りは鈍く、前引けにかけて安値圏で推移した。
東証1部の出来高は15億3666万株、売買代金は2兆7182億円。騰落銘柄数は値上がり619銘柄、値下がり1458銘柄、変わらず68銘柄。
市場からは「米のイラン攻撃一時承認との報道が売りを促した面はあるが、もともと連騰後の週末で利食い売りが出やすかった。日経平均は連日で『マド』を空けており、しかるべき調整と言える」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が軟調。大和ハウス<1925.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、住友不<8830.T>、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も売られた。上組<9364.T>、近鉄エクス<9375.T>などの倉庫運輸関連株や、アシックス<7936.T>、バンナムHD<7832.T>などのその他製品株も安い。
半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が堅調。住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>などの非鉄金属株も高い。
個別では、DLE<3686.T>、十六銀<8356.T>、オービック<4684.T>、ゴルドウイン<8111.T>、モリト<9837.T>などの下げが目立った。半面、大豊工業<6470.T>、中部飼<2053.T>、ウインパトナ<3183.T>、エイチワン<5989.T>、ファースト住<8917.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、26業種が下落した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
関連記事
-
セカンドベスト=スター精:押し目買い好機、自律反発局面近い、年4%台の利回り支え
2019/6/21 15:11
スター精密の3日ぶり反落場面は押し目買い好機となりそうだ。 精密部品メーカーで、収益柱は部品加工用の自動旋盤。赤字続きの音響機器事業はすでに撤退し、柱の工作機械ほかやプリンター、自社・・・…続き
-
21日後場マーケット情報=日経平均は204円22銭安の2万1258円64銭
・日経平均株価 2万1258円64銭(-204円22銭)・高値2万1497円82銭/安値2万1221円70銭・TOPIX 1545.90(-14.00)・値上がり619/値下がり1458/変わらず68・・・…続き
-
マザーズ指数反落、Sansanは高い=新興市場・21日
マザーズ指数が3日ぶりに反落。為替市場の円高進行で投資マインドが悪化しており、新興市場もジリ安基調となった。オンコリスバイオファーマ、サンバイオ、メルカリ…続き
速報ニュース
-
225オプション・コール(期近・3月29日・権利行使価格4万1000円)
3時間前
-
225オプション・プット(期近・3月29日・権利行使価格4万円)
3時間前
-
3時間前
-
3時間前
-
お知らせ=「今晩のNY株の読み筋」はグッドフライデーで休場のため休みます
3時間前
-
来週の東京外国為替市場見通し=日米金利差に変化あるか、米3月雇用統計に焦点
3時間前
-
3時間前
-
4時間前
-
4時間前
-
4時間前