<新興国eye>前週の上海総合指数、米中首脳会談巡る弱気観測で3週ぶり反落=BRICs市況
2019/7/1 9:54
前週(6月24-28日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の6月28日終値が21日終値比0.77%安の2978.878となり、3週ぶりに反落した。
週明け24日の指数は6日続伸して始まった。28-29日大阪開催のG20(主要20カ国・地域)首脳会議に合わせて開かれる29日の米中両国首脳による貿易協議への期待感で相場が押し上げられた。
25日は反落し、26日も値を下げ続落。米政府高官が記者団に対し、「大統領がこれまで中国国家主席と緊密に行ってきたやり取りを維持する機会にすぎない」と伝わると、貿易協議は進展しないとの懸念が強まり、一転して売り優勢となった。
27日は3日ぶりに反発。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが米中両国は貿易戦争の一時休戦で合意したと報じ、買い安心感が広がった。
週末28日は反落した。米中両国が首脳会談直前に再び非難の応酬を繰り返したため、売りに傾いた。
今週(7月1-5日)の株式市場は、米中首脳会談で通商協議の再開と米国による新たな追加関税の導入見送りで合意したものの、引き続き、米中通商協議は曲折が予想され相場変動要因となる。また、米国による対イラン追加制裁などの地政学リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は1日の6月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)や3日の6月財新サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、
H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、
南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>
提供:モーニングスター社
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