<相場の読み筋>7月11日
2019/7/11 7:31
10日の米国株式は、NYダウが前日比76.71ドル高の2万6860.20ドルと4日ぶりに反発。ナスダック総合指数は同60.803ポイント高の8202.531ポイントと続伸し、3日に付けた史上最高値(8170.231ポイント)更新して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億111万株、ナスダック市場が20億716万株だった。注目されていたパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言では、貿易摩擦の影響や世界景気減速への懸念から、緩和的な政策の必要性を表明。7月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が高まり、株価の上昇につながった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグルの持株会社)などが買われ、同指数の上昇を支えた。
11日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地10日の米国株式は、パウエルFRB議長の議会証言を受け上昇し、ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。直近では同議長の発言内容やその後の米国株の動きを見たいとして、模様眺めムードが続いていたが、米国株高から買いが先行しそうだ。ただ、国内的には20年3月期第1四半期(19年4-6月)の決算発表の本格化を控え、積極的に上値を取る動きは限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(10日終値は108円95-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円前後(同122円18-22銭)と円高に振れている。為替の動きに神経質な展開となることも想定される。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、武田薬<4502.T>、任天堂<7974.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比30円高の2万1530円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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