来週の日本株の読み筋=様子見ムードが継続か、米利下げ期待支えも決算控え売買低調に
3連休明けの来週(16-19日)の東京株式市場は、様子見ムードが継続か。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が11日の議会証言で改めてハト派姿勢を表明した。30-31開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)は0.25%の利下げが既定路線になり、米利下げ期待が相場の下支え要因として引き続き意識されよう。
一方、今月下旬には19年4-6月期決算が本格化するが、決算を見極めたいとの空気が強まりそうだ。製造業の業績動向を占う上で注目された安川電<6506.T>は11日引け後に3-5月期連結決算を発表し、営業利益はコンセンサスを大幅に下回った。20年2月期の通期業績予想を据え置いたことで先行きの下ブレ懸念も強まり、12日の株価は一時5%超下落した。同様なケースが起こることへの不安もあり、決算を確認するまで動きにくく、低調な売買が続く可能性がある。
スケジュール面では、国内で18日に6月貿易統計、19日に6月消費者物価が発表される。海外では15日に中国4-6月期GDP、中国6月工業生産、中国6月小売売上高、中国6月都市部固定資産投資、16日に米6月小売売上高、米6月鉱工業生産・設備稼働率、17日にG7財務大臣・中央銀行総裁会議(18日まで)、米6月住宅着工件数、18日に米6月CB景気先行総合指数などが予定されている。
12日の日経平均株価は続伸し、2万1685円(前日比42円高)引け。朝方は、11日のNYダウの最高値更新や円安・ドル高を支えに76円高と高く寄り付いたが、その後、下げに転じ場面もあった。決算悪の安川電<6506.T>が下落し、周辺銘柄に売りが広がり、重しとなった。一巡後は、プラス圏に持ち直し、大引けにかけて底堅く推移した。中国・上海総合指数の堅調が支援要因として意識され、個別ではファストリテ<9983.T>の株高が指数を支えた面がある。この日は日経平均先物ミニ・オプション7月限のSQ(特別清算指数)算出日だが、東証1部売買代金は1兆7891億円と9営業日連続の2兆円割れで、SQ日としては2年ぶりの2兆円割れという低水準だった。今後、商いが復調しないと戻り売りに上値を抑えられるとみられる。
提供:モーニングスター社
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