株式新聞

2019年7月16日(火)

来週の東京外国為替市場見通し=引き続きFOMCへの思惑に翻弄か、中国経済指標や中東情勢にも注意

為替

2019/7/12 17:29

 予想レンジ:1ドル=106円50銭-110円00銭

 8-12日のドル・円は横ばい。2日の強い米6月雇用統計を受けたドル買いが一服し、週明け8日の序盤は日本株や中国株の下落を受けて軟調に推移。ただ、欧州時間に入ると米長期金利の上昇基調を背景にドル買いが再び強まった。9日は翌日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控えて小動き。10日、パウエル議長が7月31日-8月1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げを示唆したことからドル売り・円買いが加速した。11日も東京時間はドル売りの流れが継続したが、NY時間は米6月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったことや米30年国債入札の不調を受けて米長期金利が上昇し、ドル・円も持ち直しの動きに。12日の東京時間は前週末の終値近辺でもみ合いとなった。

 15-19日の週も、FOMCに対する思惑に翻弄される相場展開となりそうだ。週内は米6月小売売上高、米6月鉱工業生産(いずれも16日)、米6月住宅着工件数(17日)、米6月CB景気先行総合指数(18日)など注目度の高い経済指標の発表が多い。債券市場や為替市場では、0.25ポイントの利下げをほぼ織り込み済みだが、弱い経済指標の発表が続けば利下げ幅拡大や年内の利下げ回数の増加観測の可能性があり、ドル・円の上値を抑えるだろう。一方、米景気の底堅さを示す内容なら米長期金利の上昇を促し、ドル高・円安が進む可能性がある。

 このほか、週初に発表が相次ぐ中国4-6月期GDP(国内総生産)など中国の重要経済指標に注目したい。米国との貿易戦争は休戦状態となっているものの、通商協議に進展はみられず、中国の景気減速を示すような内容となればリスクオフの強まりそうだ。引き続き中東情勢などにも関心を払っておきたい。

 ドル・円の上値メドは心理的フシ目の110円ちょうど。下値メドは6月安値の106円75銭近辺。

提供:モーニングスター社

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