米ネットフリックスが時間外で急落、新規契約者数の大幅減を嫌気

米国株式

2019/7/18 13:17

 米映像ストリーミング大手ネットフリックス<NFLX>の株価が17日の時間外取引で一時13%近く急落し、米東部時間午後7時59分時点で11.99%安の319ドルとなった。17日引け後に発表した19年12月期第2四半期(4-6月)決算で、全世界の新規視聴契約者数が270万人の純増と、前年同期の545万人から半減し、市場予想の530万人や会社予想の500万人を大幅に下回ったことが嫌気されたようだ。

 新規視聴契約者数の内訳は米国内が12万6000人の純減となり、市場予想の35万2000人の純増を下回った。海外は283万人の純増となったが、市場予想の481万人の純増には届かなかった。6月末時点の全世界の有料視聴契約者数は前年比21.9%増の1億5156万人となったが、前年同期の25.6%増に比べて伸びが鈍化した。市場では第2四半期中に米国の月額視聴料を13-18%引き上げたことが原因とみている。

 業績面では、売上高が前年比26%増の49億2000万ドル、1株当たり利益(希薄化後)が同29%減の0.60ドルとなったが、いずれも市場予想を上回った。

 ネットフリックスは第2四半期での減益を一時的な現象とみており、第3四半期(7-9月)については、コンテンツ強化により、売上高を前年比31%増の52億5000万ドル、1株当たり利益を同17%増の1.04ドルと強気に予想している。また、第3四半期中の新規視聴契約者数は前年同期比15.3%増の700万人の純増を予想した。

(イメージ写真提供:123RF)

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