<相場の読み筋>7月19日

2019/7/19 7:28

 18日の米国株式は、NYダウが前日比3.12ドル高の2万7222.97ドルと小反発、ナスダック総合指数が同22.037ポイント高の8207.243ポイントと反発して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億3429万株、ナスダック市場が19億7344万株だった。NY連邦準備銀行(連銀)のウィリアム総裁が講演で、積極的な金融緩和の必要性に言及し、早期の金利引き下げ期待が浮上して株価を支える格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやシスコ・システムズ、インテルなどが買われ、同指数の上昇を支えた。通常取引終了後、好調な4-6月期決算を発表したマイクロソフトが、時間外取引で上げている。

 19日の東京株式は反発後、上値が重い展開か。日経平均株価は、きのう18日まで3日続落し630円強の下げを演じていることや、現地18日の米国株式が反発した動きを支えに、自律反発狙いの買いが先行しそうだ。ただ、週末要因に加え、21日投開票の参議院議員選挙も控えることから、積極的にポジションを取りづらいとみられ、模様眺めムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(18日終値は107円76-77銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円前後(同121円10-14銭)と引き続き円高基調にあることから、輸出関連銘柄はさえない動きとなることも想定される。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、武田薬<4502.T>、ソニー<6758.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比120円高の2万1130円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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