来週の東京外国為替市場見通し=FOMC前でレンジ相場の公算
2019/7/19 17:20
予想レンジ:1ドル=106円70銭-108円90銭
15-19日のドル・円は下落した。週初15日は海の日の祝日で休場となり、市場参加者が限定される中で小動き。16日、米6月小売売上高が市場予想を上回り、ドル買い・円売りが進んだ。17日は、米6月住宅着工件数が市場予想を下回り、ドル・円は軟化。18日、ウィリアムズNY連銀総裁やクラリダFRB(米連邦準備制度理事会)副議長のハト派的な発言から米長期金利が一段と低下したことや、米国がイランの無人機を撃墜したと伝わったことなどを受け、ドル・円は一時週最安値の1ドル=107円20銭近辺まで下押しした。19日東京時間に入ると、前日のNY連銀総裁の発言はFRBの姿勢を示すものではないとの見方が浮上し、ドル・円は切り返した。
週明けは30-31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前にFRB高官が発言を控える沈黙期間に入る。市場では0.25ポイントの利下げが大勢となっているが、0.50ポイントの大幅利下げを予想する向きもある。後者であれば1ドル=105円を割り込むとの見方もある。
米経済指標では、7月シカゴ連銀全米活動指数、7月リッチモンド連銀製造業指数、6月中古住宅販売件数、6月新築住宅販売件数、7月製造業PMI(購買担当者景気指数)、6月耐久財受注、4-6月期GDP(国内総生産)速報値などが相次ぐ。一方、企業決算ではフェイスブック(FB)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドットコム(AMZN)などIT大手を中心に主力企業の発表が目白押しとなる。ドル・円はこれらの結果を受けたリスクセンチメントの変化を受けつつ、レンジ圏で推移するとみられる。ただ、トランプ米政権が議会民主党とおおむね合意していると伝わる債務上限引き上げ問題が、夏季休会をまたいでずれ込むとの観測が強まると、ドル・円の重しとなる可能性がある点は注意したい。
ドル・円の下値メドは6月25日安値近辺の1ドル=106円70銭。一方、上方向は13週移動平均線近辺の108円90銭が上値抵抗水準になるとみられる。
提供:モーニングスター社
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